GALAXY ANGEL 「2人の暮らし」

 

エオニアが起こしたトランスバール皇国への反逆から半年...
エルオシールの指揮官をしていた。タクト・マイヤーズは、エジェル隊のメンバーだった1人に恋に落ち。
タクトは、軍を自分の意思で除隊し最愛の恋人と暮していた...

天気がとても良く、タクトは2人で住んでいる家の庭で椅子に座って読書をしてた...
「タクトさん〜」洗濯物を干していた恋人のミルフィーがタクトに話かけた。
「うん?やあ、ミルフィーどうしたんだい?」
「今日もいい天気ですねー♪」
「ああ、そうだね...」
「何を考えていたんですか?」
「いや、何でもないよ…」
「もうすぐ…ここに来てから半年ですね...」
「ミルフィー?」
「ねぇ、タクトさん...私、エンジェル隊のみんなに会いたいな〜」
「そうだな...俺も、エンジェル隊のみんなに会いたいな。もちろん、親友のレスターにも...」
「あっ、そうだ...白い月のシャトヤーン様にお手紙を出しましょうよ」
「そうだな...それが良いよ、ミルフィー」
「はいっ」
「そうだ、ミルフィー。これから、何所かに出かけないか?」
「コレからですか?」
「ああ、そうだよ。シャトヤーン様にお手紙を出したとしても、直ぐにみんなが来れる訳じゃないから。
これから、みんなと一緒に楽しめて綺麗で静かな湖を捜しに行こうよ」
「そうですね。じゃあ、コレから直ぐにお弁当を作っちゃいますね」
「おっ、楽しみだな」
「腕によりをかけて作りますね」
「ああ、楽しみしているよ。俺は、コレからガレージから車を出しておくから...」
それから、車に乗ってミルフィーを待っていると...ミルフィーがお弁当を持って家から出てきた。
「タクトさん、お待たせしました」
「いや、いいよ。それじゃあ、行こうか?」
「あの、タクトさん。これから、どこに行くんですか?」
「コレからかい?実は、最近...とっても綺麗な湖を見つけたんだ。これから、そこに行くんだよ」
それから、しばらく車で出かけて行った...
「わぁ〜、すごく綺麗な湖ですね...」湖に着いてからミルフィーが言った。
「どう、気に入った?」
「はいっ、とっても♪」
「そうか、それは良かった...」
「ミルフィー、あっちにボートの貸し出しをしているから行こう」
「はいっ」
それから、ボート小屋でボートを貸してもらってボートに乗った。
「きれいですね...」そよ風でピンク色の髪がなびくのを押さえながらミルフィーが言った。
「そうだね...この湖は、水が澄んでいるから湖の底でまでよく見えるんだよ」
「ねぇ、タクトさん...わたし、タクトさんと一緒にいられるのがとても幸せです…」
「ミルフィー?」
「わたし、エンジェル隊にいた時よりも...今、こうしている時が、好きです」
「ミルフィー、それは、俺も同じだよ...」
「・・・・・・」
「さてと...どこか近い場所のボート降り場に行って、ミルフィーが作ってくれたお弁当を食べようか?」
「はい」
それから、湖を眺める事が出来る小高い丘でミルフィーのお弁当を食べた。
「はいっ、タクトさん」ミルフィーがコップに入ったアップルティーを渡してくれた。
「ありがとう、ミルフィー」
「やっぱり、いつ食べてもミルフィーが作ってくれる手料理は美味しいな…」
「えへへ...(^_^);」少し赤くなりながら言った。
「あっ、タクトさんのほっぺに、サワークリームが付いてる」
「えっ、どこだい?」
「ちょっと、待ってくださいね」ミルフィーがそう言ってナフキンで取ってくれた。
「ありがとう、ミルフィー」
それから、しばらく楽しい会話をした。夕日が湖を赤く照らす頃…タクトとミルフィーは車に乗って家に帰て行った。