第二部 メカニック設定2
機体名:ゼファー
機体コード:STY−10G
搭乗者:エクス・ソレーバー
全高:23.8m
重量:79.1t
特殊装備:
フィールド・キャンセラー
武装:
ビーム展開型高出力銃剣「オベリスク」
プラズマサーベル×2
高インパルス長射程ロングバレルビーム砲「ハイパーメガバスター」
高エネルギー連装ビームショットガン・スラッグタイプ
近接迎撃用マシンキャノン
専用防盾
詳細:
トランスバールが紋章機の支援機ではなく、独立した主力機の開発を白き月の協力の元、決定し、「Y計画」の延長線上で開発した第一期試作IG。
両肩、両足部分にスラスターが設置され、背中には4枚の可変翼と共に巨大なスラスターを装備。エンジンも新型のクロノ・トワイライト・エンジンが搭載されており、破格の高性能機である。この新型エンジンは、生産した稼動エネルギーを繰り返し回転するように使用される「トワイライト・エンジン」の強化型で、元になる動力にクロノ・ストリング・エンジンを使用している。このため、戦闘時間が経てば経つほど、出力が向上する仕組みになっており、長期戦向きといえる。
また、特殊装備として新技術であるフィールド・キャンセラーを搭載している。これは以前、エンジェルスラップ作戦時に7番機に搭載された「アンチ・ネガティブクロノウェーブ」とはまったくの別物で、相手のバリアやフィールドを始めとする、防御障壁を瞬時に中和、強制解除させる攻撃的なシステムである。
武装の中で特殊なものが、巨大なビーム式銃剣、「オベリスク」である。これにより、展開したビームを斬撃、射撃の両方に使用でき、斬撃、射撃をほぼ同時に行えるため、非常に高い戦闘力を持つ。また、左肩には高インパルスの「ハイパーメガバスター」が装備されているなど、死角がない。
これらの武装、システム、機体性能ぶりは、まさに今後の主力機になるであろうIGである。
機体名:ゼン
機体コード:GYT−200
搭乗者:クリス・フランボワーズ、他多数
全高:23.7m
重量:77.3t
特殊装備:
なし
武装:
ビームセイバー×2
長射程高速追尾式対艦ミサイル「スティンガー・ランチャー」
中距離用ビームキャノン
4連装ビームマシンガン
4連装ミサイルランチャー
詳細:
量産機であるレガータの設計を見直して、白き月の協力の元、再設計、再開発され、生まれ変わったレガータ。
スラスターやジェネレーターを大幅に追加し、武装、機動性共に飛躍的に上昇した。
武装も最低ラインから光学兵器主体へと大きく強化され、支援機としては充分に完成型といえる。
また、何よりコスト面での評価が高く、生産性も良い。その秘密とは、レガータ設計時における無駄な点を一気に省き、新たな機関、回路を組み込むことで、コストをあまり上げることなく強化することが可能となった。
今後のトランスバールの個人向け機体の主力になるIGである。
機体名:バルキサス
機体コード:GYT−B30S
搭乗者:クリス・フランボワーズ、他少数
全高:23.7m
重量:75.9t
特殊装備:
エネルギーシールド
武装:
拡散式高エネルギー収束切断兵器「高周波ブレード」
高出力大型レーザーサーベル
レーザーサーベル×2
中距離用メガビームバズーカ
高エネルギービームライフル
4連装集束ミサイル
専用防盾
詳細:
ゼンの設計データを元に、更なる改良を重ね完成させた機体。
量産機としては信じられないほどの高性能ぶりを誇り、熟練したパイロットならば、戦艦相手にも充分に渡り合えるほど。また、宇宙空間の適正が非常に高く、リ・ガウスのヴァラグスを遥かに凌駕する性能を持っている。
武装面も光学兵器、実弾兵器の両方が装備されており、いずれもが高出力の一級品。更に必殺技的な意味合いを持つ「高周波ブレード」は、戦艦の装甲も容易く切り裂ける。
また、背中の4枚の翼が可変翼だけでなく、背部スラスターのブースターの役割を持っており、驚異の機動性を誇っている。
この、とても量産機とは思えないほどの高性能ぶりだが、反面、コストが異常に高く、生産率の悪さが唯一の欠点とされる。その分、支給されるパイロットはエース級に認められた者に限定し、結果的に戦果をあげることとなった。
機体名:レイレックス
機体コード:PRUD−03X
搭乗者:河埜心斗
全高:44.8m
重量:297.3t
特殊装備:
反射式リフレクターシールド
武装:
超大型レーザーサーベル×2
チタンメタリックワイヤークロー×4
胸部複合型高出力波動砲「ソウルイレイザー」
連装マルチプレックスギガランチャー
6連装ビーム放射兵装
詳細:
プレリュード軍がインペリアル・メガロデュークの設計、武装バランスを元に開発した、成功型強襲用AG(アーセナル・ギア)。
IG(インターナル・ギア)とは違い、人型という枠組みを外し、汎用性を捨てた結果、IGとは比べ物にならないほどの高出力、高火力、重武装を保有する機体となった。
人型ではないが、2本の腕らしきものが存在する。が、脚部はなく、代わりに花弁のように展開する大型のウイングを装備されている。そのためか、見た目や重量に反して、かなりの機動性を誇り、IGとも互角のスピードで戦闘を行うことが可能。また、重装甲ではあるが巨大であるが故、被弾率が高くなると想定され、強力なリフレクターも搭載されており隙がない。
この破格の性能からプレリュード軍の主力であり、更に巨大であるくせにIGのように動けることから、紋章機にとってまさに天敵ともいえる機体である。
機体名:ゼロバスター・カスタム
機体コード:X−D001+
搭乗者:浅倉裕樹
全高:24.1m
重量:71.8t
特殊装備:
セフィロート・クリスタル
エーテル・フィールドバリア
武装:
ラケルタ・プラズマソード
連結式連装高エネルギー長射程ビーム砲「ツインバスター」
超高速連装リニアレールキャノン
高エネルギービーム圧縮弾「ティアル・ライフル」×2
近接迎撃用マシンキャノン
詳細:
突如現れた裕樹が搭乗していた機体。
前大戦中期に存在していたゼロバスターとほぼ同系機であり、変更点はリニアレールキャノンが追加、ティアル・ライフルが2つになり、エーテル・フィールドバリアが追加されているぐらい。他は性能などもすべてゼロバスターと同じ。
裕樹がどういう思惑で、そしてどうやってこの機体を手に入れたかは、まったくの不明。