メカニック設定 量産機

(17章以降)

 

 

 

 

 

 

 

機体名:セイカーディナル

機体コード:SW−210−MKV

所属軍:ヴェインスレイ軍

全高:22.7m

重量:72.4t

特殊装備:

     変形機構

 

武装:

   ハイソリッド・エーテルサーベル×2

   バハムート高出力連装プラズマ集束ビーム砲

   高エネルギービーム圧縮弾「ティアル・ライフル」

   中距離用小型グレネードランチャー

   近接迎撃用バルカン

   専用防盾

 

詳細:

前大戦時、リ・ガウスのレジスタンスが量産していた高機動IG“セイカー”をウイングバスターの設計データと反映させて完成させた次世代変形型高機動IG。

最新の技術をふんだんに取り入れられており、ジェネレーターの追加、出力の向上など、セイカーとは比べ物にならないほどの性能を持ち、更にコストもかなり抑えるのに成功しており、量産機としては完成型に近い。また、大きな特徴として、IG史上初の戦闘機形態へ変形することが可能。これがこの機体を高機動と呼ばせる由縁である。

開発コンセプトが“全てにおける高速戦闘を可能とする機体”・・・とされており、大気圏内だけでなく、大気圏外においても適正率が非常に高い。全体を通して見ても、弱点らしい弱点はなく、機体のクセもない。よって、パイロットの腕次第でエース級の活躍も可能である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

機体名:エルドガーネット

機体コード:SW−09A−MKW

所属軍:ヴェインスレイ軍

全高:24.8m

重量:86.1t

特殊装備:

     なし

 

武装:

   6連装拠点破壊用小型反応弾

   三連装胸部複合プラズマビーム砲

   高初速連装レールキャノン

   ロングバレル・ビームガトリングキャノン

   六連装多目的ミサイル

 

詳細:

前大戦時、リ・ガウスのレジスタンスが量産していた重武装IG“エルドガー”をメガロデュークの設計データと反映させて完成させた拠点防衛用重武装IG。

セイカーディナルの兄弟機にあたり、圧倒的な重武装、重装甲で拠点防衛として活躍する。また、汎用性を更に高めるため、重IGとしては珍しく、機動性も大きく高めており、初代ウイングバスター並の機動性を確保するとこができた。これらはセイカーディナルと同じく、最新鋭の技術をふんだんに取り入れ、量産機とは思えないほどの性能を引き出せたためである。

武装面についても、戦艦、拠点対策に反応弾、主砲にプラズマビーム砲、高機動機対策にレールキャノン、基本装備に驚異の速度と射程をもつビームガトリングと、非常に優秀。接近武装がまったくないが、そこはセイカーディナルとの連携でカバーできるようになっている。

余談だが、製造コストでは“エルドガーネット”のほうが“セイカーディナル”よりコストが高く、製造数はセイカーディナルのほうが多かった。当然、原因としてはエルドガーネットの武装が多いためであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

機体名:A・バルキサス

機体コード:GYT−A40S

所属軍:トランスバール軍

全高:23.7m

重量:75.9t

特殊装備:

     エネルギーシールド

 

武装:

   拡散式高エネルギー収束切断兵器「高周波ブレード」

   高出力大型レーザーサーベル×2

   中距離用メガビームバズーカ

   高エネルギービームライフル

   4連装集束ミサイル

   専用防盾

 

詳細:

トランスバール軍における最新鋭の量産機である、“バルキサス”を設計データから見直し、コストの削減に成功。その後、以前まで使われていた削減前のコスト値で機動性をより向上させたのが“A・バルキサス”である。

この“A”とは「エースパイロット専用」という意味が込められており、その通りにエースパイロットにしか配備されなかった。基本装備や武装もまったく変更されておらず、機動性しか強化されてないため、エースでないと機体の性能を使いきれないだろうとトランスバール軍が判断したためである。

事実上、この機体が紋章機支援計画として始まった「Y計画」の到達点といえる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

機体名:メルーファ

機体コード:PRUD−M800

所属軍:(プレリュード軍)

全高:23.1m

重量:53.1t

特殊装備:

     なし

 

武装:

   強化型近接戦闘用兵装「ハイパーライトソード」

   連装高エネルギー集束火線砲

   55mmプラズマビームライフル

   6連装集束式ビームファランクス

   12連装多目的ミサイル

   対宇宙用ガンランチャー

   機動防盾

 

詳細:

AGにこだわっていたはずのプレリュードが、別社の工房で開発が進められていたIGを、性能の高さから二機正式採用した内の一機。主に射撃、防御性能に優れる性能を持つ。

プレリュードの主とする工房で開発されていたわけではないので、この機体の技術がどこから来たかは不明だが、量産機としてはズバ抜けた性能を持つ。射撃戦闘に優れてはいるものの、接近戦も充分に可能で、近遠両方のレンジに対応した戦闘が可能である。

中でも注目すべきが、機体そのものの軽さ。総合防御力を落とすことなく、極限まで重量を減らすことに成功し、機動性を高めつつ、宇宙空間での適合性を極限まで高めた。実質、大気圏内戦闘も可能だが、完全に宇宙戦仕様で完成されているため、宇宙空間では他軍の量産機を圧倒するほどの性能を持つ。

プレリュード軍にとって、宇宙では最強を誇る量産機と言っても過言ではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

機体名:メノカトラス

機体コード:PRUD−S800

所属軍:(プレリュード軍)

全高:23.3m

重量:58.9t

特殊装備:

     強度甲殻装甲

 

武装:

   強襲用展開式連装ビームブレード

   オルーマ・ビームブーメラン×2

   有線式捕縛用ビームアンカー

   55mmプラズマビームライフル

   連装誘導式ミサイルランチャー

 

詳細:

メルーファと同様に、プレリュードが別社で開発されていたIGの内、正式採用したもう一つの機体。“メルーファ”とは対照的に、近接戦闘、機動性能に優れる。

この機体もメルーファと同様、技術の出所が不明だが、非常に高い性能を持ち、主にメルーファと連携した戦術を取るべく開発された機体である。更にメルーファ同様、機体重量が非常に軽く、宇宙空間での適合性が非常に高い。装備武装にクセがあるものの、メルーファに負けないくらいの性能を誇る。

何よりこの機体の特徴は装甲にある。今までにない、新種の技術で装甲が磨きあげられており、その硬度が常識を超えている。バルカン、ミサイルなどの実弾兵器をことごとく弾き返すことが可能で、レールキャノンすら弾いてしまう。よって、光学兵器でしかまともな攻撃手段がない。さらにあまりに鋭く固いため、単純に殴る蹴るといった攻撃方法でも充分な破壊力を持ち、武装が無くなっても戦うことが可能である。

今までにない、まったく新しい近接戦闘に特化したIGであるといえる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

機体名:レイレックス・ノヴァ

機体コード:PRUD−13X

所属軍:(プレリュード軍)

全高:46.7m

重量:257.8t

特殊装備:

     強化型反射式リフレクターシールド

 

武装:

   超大型レーザーサーベル×2

   チタンメタリックワイヤークロー×4

   3連装胸部複合型高出力波動砲「ソウルイレイザー」

   4連装マルチプレックスギガランチャー

   12連装ビーム放射兵装

 

詳細:

プレリュード軍が開発した強襲用AG“レイレックス”を開発段階から見直し、更なる強化を施したAGである。

レイレックスと比べて、追加された機能、武装などはなく、全体的な性能の向上と武装数を追加された程度である。だが、この機体の最大の目的は量産化計画であって、レイレックスと比べ無駄を全てカット、戦闘継続時間が若干低下したが、コストの大幅な削減、そして重量も40t近く軽くなった。

これにより、量産機として製造することが可能となり、そのレイレックスを全てにおいて上回る戦闘力から戦果が期待されていた。だが、初出撃に2機のレイレックス・ノヴァがEDENを襲撃したが、テフラ・トリックマスター、及びラストクルセイダーに易々と撃破され、信頼性を失う。直後に、まったく別社で開発された“メルーファ”、“メノカトラス”の生産性の高さと性能の高さ、そしてこの二機の宇宙空間での適正の高さから、開発資金を大きく奪われてしまう。結果として、当初予定していた量産数よりも大きく数を減らされてしまった。

余談だが、結果的に敗北したものの、レイレックス・ノヴァの火力、防御力、パワーは全て“メルーファ”、“メノカトラス”を上回っている。ただ、開発コストがこの二機より遥かに高いのも事実である。