破滅、災厄、絶望、困難、挫折、そして死。
これらは我々の住まう世界において必ず付きまとうものだ。
住む世界など関係ない。
何故ならば・・・・・これらのことは必ず訪れるといっても可笑しくないことだから。
互いに和解し、歩み寄り、そして皮肉にも滅ぼし合い人類は時を刻んで来た。
天使の世界に迷い込んだ青年はその世界で何を見つけ、何を失うのだろうか?
先の事など分からないかもしれない。
ただ、前だけを見つめ続け進まなければならない。
戦争、
平和、
生と死。
誰かが犠牲になり、誰かが生き残る。
一見、有りえないと思いがちだがこれは酷く必然的なことかもしれない。
平和に暮らす我々の知らないどこかの国、宇宙、はたまた、その宇宙に広がる国で、戦いは繰り広げられている。
人は必ずしも運命という名の楔に繋がれて生きている。
そして、その運命も永久という名の時計の中の針と化しその瞬間を刻みつづける。
戦火は拡大し、火は炎と化し、人々を焼き殺す。
戻れる場所があるならば・・・・生きる場所があるならば、人は『生きる』ということに喜び、幸せを感じる事ができる。
しかし。もし、そのような場所が無かったら?
人は『生きること』をやめてしまうのだろうか?
この物語は儚くも尊くも生きることを望み、平和の為に戦い散っていた者達の生きた物語である。
Nocturne Of Angel
〜天使の夜想曲〜
始動
後書き
大修正です!!
仮に『刻印を駆りし者達』にご期待くださった方。
申し訳ありません。
その分、こちらで挽回いたしますので。