機体設定資料四之章

 

 

 

 

 

 

 

スレイヴ−02「エヴィル」

 

全高:20・3m      重量:84t

 

搭乗者:イレギュラーナンバー・ツヴァイ『残酷なる殺戮者の眼差し』、エイシス。

 

武装:エクステンションウイング

   四連装高出力レーザーキャノン“ISURUGI”

   ロングランチャー“ゲシュペンスト”

<必殺>:スターダスト・インパクト≪星屑の衝撃≫

 

 

<機体解説>:エヴィルはスレイヴシリーズの二番機である。

上記で説明したとおりスレイヴとは“ガーリアン”で発見された旧世代遺産が眠る遺跡でその存在が明らかになった高機動汎用兵器だ。

全身を底の無い闇の如く漆黒で塗り固められたスレイヴシリーズは現在、その存在が明らかになった機体数は“エヴィル”を含めて全七機。

その中でも“エヴィル”は高機動(ハイマヌーバ)に特化された機体だ。

特徴的な武装は鎌形の長銃身ロングライフル。

ゲシュペンスト(幽霊)”と称されるこの武装には主に<シューティングモード>いわゆる射撃形態と<スラッシュモード>という斬撃形態の二種類に変形が可能になっている。

両肩部にはエクステンションウイングと呼ばれる翼状のスラスターが装備され機動力が他のスレイヴよりも向上が図られている。

背部には高出力のレーザーキャノン砲“ISURUGI”が四基、装備されており連射、高出力長距離射撃を可能に出来る兵装ではあるものの機体からのEN供給が大きい為、覚醒時――――エッジ化をしないと発射の数は限られる。

上記のエッジ化とは各スレイブの動力源暴走を抑えるために張り巡らされたシステムを解除し本来の姿に戻すことをエッジ化という。

このことからスレイヴシリーズの本来の姿は出力が不安定な状態だということがわかるが、エッジ化することにより変化前の性能とは天と地の差を開き、機体のエネルギーも無尽蔵になるも、エッジ化が開始されたと同時に搭乗者の精神をリンクし搭乗者を逆に制圧、操作しようとする為、エッジ化は避けられている。

尚、機体の構造データがある程度解析されているため企業製の武装も装備されている。

 

 

≪武装面解説≫

 

≪エクステンションウイング≫:翼状のスラスターだが羽に当たる部分は遠隔操作可能なワイヤー式スティングアンカーとなっており先端の部分は重複合装甲を突き破る破壊力を秘める超高硬度物質によって造られた刃が取り付けられている。

 

≪ロングライフル“ゲシュペンスト”≫:鎌形のロングライフルで高出力エネルギーを圧縮した弾丸を放つライフル時は<シューティングモード>と呼ばれる射撃形態となり遠距離狙撃などが可能になり、<スラッシュモード>時は銃身に収められた刃が顔を出し敵を切り裂く。刃には相手の防護シールドを相殺する特殊素材が使用されている。

 

≪四連装高出力エネルギー砲“”ISURUGI≫:“エヴィル”の背部にマウントされ、ワントリガで四つの高出力エネルギーを発射する連装砲で威力は戦闘母艦の装甲を軽く貫くが一回の発射にエネルギーがかなり喰う為、多度の使用は厳禁とされているもののエッジ化することにより無尽蔵となったエネルギーから供給され長時間射撃、連射射撃(スターダストインパクト)が可能になる。

設計、開発は“ガーリアン”の軍事企業『ASUKA社』が担当。