はじめに

 

これはナムコより発売中のRPG『TALES OF SYMPHONIA』のパロディです。

具体的には、キャラや組織名をGAのものへと置き換えた形になっております。

タイプ的には……何と言ったらいいでしょうか。映画の宣伝みたいな感じですか…。

物語のオチまでネタバレしてますから違いますかね? こんな宣伝あったら誰も見ねぇよとw

物語を要約して、キャラに少し喋ってもらった………という事にしておきましょう。

あ、ちなみに続きを書く気は今の所全くございませんのでw

 

 

 

 

 

 

 

 

プロローグ

 

 

――かつて世界の中心に、マナを生む大樹があった。

 

 

しかし争いで樹は枯れ
かわりに勇者の命がマナになった。

 

 

それを嘆いた女神は、天へ消えた。



この時女神は天使を遣わした。

 

 

 

「私が眠れば、世界は滅ぶ。私を目覚めさせよ」




天使は神子を生み、神子は天へと続く塔を目指す

 

 

これが 世界再生の始まりである。

 

 

 

 

 

 

幼くして父母を亡くし、ドワーフの養父に育てられた16歳の少年カズヤは、死滅の危機に瀕した世界・ノイエを遠い昔のように豊かで平和な世界にするために、幼馴染のアプリコットやミントと共に旅立った。

アプリコットは世界再生の鍵を握るとされる『マナの血族』の末裔なのだ。彼女が『天使』に転生すればこの世界は救われる……。そう言い伝えられていた。

途中でミントの姉・テキーラと、傭兵・レスターを仲間に加え、幾多の難関に挑むカズヤたち。

 

 

 

 

――少年らしい綺麗事と一途さを武器に、双剣を振るう少年。カズヤ・シラナミ

「目の前の人間も救えなくて、世界再生なんでできるかよ!!」

 

 

 

 

しかし『天使の試練』をくぐりぬける度、アプリコットの身体に異常が現れる。

最初は眠気が訪れなくなり、次に食べ物の味がわからなくなり、最後には……痛みすら感じなくなった。

カズヤは、世界再生の裏側を知っていく。

ノイエのすぐ隣には、時空の歪みで見えないエデンという世界がある事。

そしてノイエの世界を再生するという事は、繁栄状態にあるエデンを衰退させるという事。

二つの世界は、どちらかが繁栄すればどちらかが衰退する。そんな砂時計の様な関係にあったのだ。

 

 

 

 

――大人と子供の顔をうまく使い分ける少女。ミント・ブラマンシュ

「私……どんどん人間が嫌いになっていきますわ………」

 

 

 

――その美しさ、性格から村人や生徒から人気が高い淑女。テキーラ・マジョラム

「いいわ。それなら私も、死ぬまで業を背負うとしましょう」

 

 

 

 

やがて、カズヤ一行が旅を続けていると、アプリコットが命を狙われる事件が発生する。

 

 

 

 

――何事にも真っ直ぐな性格で、自分の感情にはとても素直な少女。アニス・アジート

「…この中にマナの神子はいるか? ………覚悟ォ!」

 

 

 

 

エデンの繁栄を守る為、世界の代表としてノイエに送り込まれたアニス。

だが彼女はノイエの人々の貧しい暮らしや、子供達のあどけない笑顔に触れていく内に、心が揺れていく。

反対世界エデンの事を想いつつも、目の前で行われようとしている世界再生を止められない自分に、苛立ちが募った。

 

アプリコットの天使化が始まった途端、天使機関、ヴァル・ファスクを統べるヴァインが現れ、アプリコットを浚っていこうとする。

抵抗するカズヤ達だが、突然のレスターの裏切りにより、敗北してしまう。

カズヤが気を失う瞬間に見た物、それはレスターの背中に生えた七色の羽だった。

 

 

目を覚ましたカズヤ一行は、両世界を砂時計の関係から崩すヒントを探す為、繁栄世界エデンへと向かう事を決める。

 

 

 

 

――軟派な態度の裏に見え隠れする影は果たして……。女好きの遊び人。タクト・マイヤーズ

「いや〜驚いた。天使ちゃん、強いね〜。俺様、超びっくり!」

 

 

 

――何故笑わないのか? 時間に取り残された少女。ヴァニラ・H

「私の時間は……誰が返してくれるの………?」

 

 

 

――己が罪を責め続け、常に手枷を外さない屈強な貴族。レゾム・メア・ゾム

「我が名とこの手の戒めにかけて、決して裏切らぬと誓う」

 

 

 

 

繁栄世界エデンで出会った三人と共に、両世界を救うべく旅を続けるカズヤ達。

しかし、そんなカズヤ達の前にヴァル・ファスクが襲来する。

表ではマーテル教という国家宗教団体を名乗り、裏では天使の器を探し、かつての女神・ルシャーティの精神を投影させようと企む機関。

その代表として現れたのは、かつて共に旅をした傭兵だった。

 

 

 

 

――四千年もの人生の末、生き別れた息子に討たれる事を望んだ天使。レスター・クールダラス

「ようやく……死に場所を得たと思ったのだがな……」

 

 

 

 

カズヤ一行はヴァル・ファスク機関に乗り込む。

そこでは今まさに、ルシャーティの精神をアプリコットに宿そうとするヴァインがいた。

「姉さんは………死んでなんかない!!」

姉の骸の前で、鬼の形相でそう叫ぶヴァイン。

世界再生の正体――それはかつて世界を救った英雄の、わがままでしかなかったのだ――。

 

 

 

 

 

 

 

 

「いいの、カズヤさん。だって、きっとこれが……天使になるって事だから………」

「リコーーーーーッッ!!!」

 

 

 

 

 

君と響きあうRPG『TALES OF ANGELS』    発売日…………未定。