A Gust of Wind 設定(Ver.1)
人物設定(皇国暦413年)
時を超えし風
名前:アーク・レモネード 《疾風》 (イメージC.V.谷山紀章)
種族:人間
性別:男性
年齢:17(+約600)歳
出身:EDEN本星ジュノー
一人称:俺
所属:元EDEN防衛軍 最高評議会直属特務兵《守人》
元『ポジティブムーン』(『白き月』) エンブレムフレーム計画テストパイロット
同計画兵装実験機 ゲイルトゥルーパー搭乗者
身体的特徴
身長:172cm
体重:58kg
髪:色は茶色。後でギリギリ縛れる程度。
眼:瞳は紅。若干目つきが悪い。
人工心臓(Artificial Heart):アークの胸部に埋め込まれた装置。
現時点では、アークの意思によって体内の神経系統をコントロールでき、短時間の身体能力、感覚強化が可能だと判明。
応用として、戦闘時はH.A.L.O.と連動させることで機体の探知システムと感覚同調することが可能。
その他:細身だが軍人としての鍛錬を積んでいる為、引き締まった筋肉質。遅い成長期のために未だ身長が伸びている。
服装
私服:コールドスリープから目覚めた際の姿。
黒のタンクトップに白のハーフパンツ、ゴムサンダルといった非常にラフな格好。
右拳には黒のレザーグローブ、左手には青い石を埋め込んだ銀の腕輪(EDEN製の端末)を装着し、首元には銀のネックレス。
軍服:旧EDEN軍の士官制服。
黒を基調としたブーツ・ズボンにコート。色はアーク個人の希望。
装着品は私服時と変わらないが、左手の端末、首元のネックレスは制服に隠れてわずかに見える程度。
大部分はナノマシン製であり、破けたり汚れたりしても再構成すれば元の新品状態に戻る洗濯不要。
前もって登録されたパターンをアークが意識する事で形状変化するが、最後の登録後に身長が伸びたせいで否応なしに首元を開いている。
コールドスリープ時に左肩にあった《翼竜の紋章》と呼ばれる銀色のエンブレムを外していたが、ゲイルトゥルーパー搭乗時再び装着。
補足
ガイエン星系に向かう『白き月』で、コアから突如現れた少年。
正体は600年前にコールドスリープした、『ヴァル・ファスク』と戦うかつてのEDEN最盛期の軍人。
上述のように、当時のEDENでは重要な地位にいたようだが、そんなことを微塵も感じさせない馬鹿な言動を見せてはノアに制裁を受けている。
ロウィルによる『ヴァル・ファスク』の侵攻を前に、愛機ゲイルトゥルーパーと共に戦場に戻る。
作者より
コンセプトは一言で表せば『背伸びしたガキ』。
タクト・マイヤーズが『子供の頃を忘れていない大人』なのに対し、アーク・レモネードは『必死に大人になろうとしている子供』です。
理不尽な『大人の事情』に対し、全て飲み込めるほど大人になりきれてもいないし、憤るほど子供には戻れない微妙な年頃。
素顔を見せぬ観察者
名前:ヴィーナ
種族:ヴァル・ファスク
性別:男
年齢:???
所属:ヴァル・ファスク
一人称:私
身体的特徴
身長:175cm
体重:60kg
髪:肩口まで伸びた金の髪を後ろで縛っている
瞳:不明
服装
黒の軍服に紫のマント。(ロウィルのものと酷似)
白い硬質な仮面を付けている。
補足
『ヴァル・ファスク』内でロウィルに付き従う仮面の青年。
作者より
何かを知っているようで知らないようで、影薄いなあ・・・・。
それなりに因縁や伏線もあるのですが、それは2章以降で。
仮面は、分かり易く言えば『ハ○オロさんの仮面から角を取って、目にフィルター』。
機械設定
疾風の突撃者
機体コード:GW−013Ex
機体名称:エンブレムフレーム計画 兵装実験戦闘機 ゲイルトゥルーパー
搭乗者:アーク・レモネード
規格
全長:42.5m
全幅:27.3m
全高:21.8m
HP 2500 EN
3000
最高速度(制限) S+ 射程 C
加速性能(制限) S+ 攻撃力 C
旋回性能 C 装甲性能 E
燃料消費 E 回避性能 A−
武装一覧
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中距離ビーム砲 “Blaze lance”一門:
機体中央下部に配置。最大威力は戦艦すら貫くがチャージに時間がかかるのが難。
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エネルギーシールド“Protection”一対:
機体左右後部に接続されたユニット。中央の赤いクリスタルが基点。
エネルギー節約のため、全方位多角ではなく、指定された一方向を防御する平面展開型。
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エネルギーブレード“Gusty nail”一対:
エネルギーシールド発生装置のもう一つの用途。
シールドの収束率を高める事で機体側面に銀色の光剣を作り、敵とのすれ違いざまに斬りつける。
展開中はシールドが使用不可となり、敵に近づきすぎるこの武装はパイロットにとって極めて危険でもある。
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有線分離式レールガン“Fang”二門:
機体の左右前部に電磁式ワイヤーで連結。ケーブルを延ばし分離することで死角を無くし、結合状態でも多少の角度変化は可能。
用いるのはパイロットの空間把握と機体の処理能力なので、使い手はテレパスに限定されない。ただし、処理能力を極端に負担するため、あくまで敵に後ろを取られた時などの補助的な機能。
機体特性
最大の特徴は速度。
紋章機が共通のメインフレームを作り、一定の汎用性や耐久性を確保した上で火力や機動性、射程を特化しているのに対し、ゲイルトゥルーパーは初めから高速機動を主軸に設計されたGW−013にスラスターを追加し、紋章機の武装のプロトタイプを後付けしている。
そのため汎用性は低いが、速度を活かした戦いにおいては全紋章機を(最速を誇るカンフーファイターすら)超える。
アーク・レモネードは体内の人工心臓と機体のH.A.L.O.(人工脳)を連動させることで、観測システムと感覚を同調し、人間の視認限界を超えた戦いをすることができる。
クロノ・ストリング・エンジンを調整する必要がないので、H.A.L.O.を設定すれば誰でも乗れる機体だが、通常のパイロットではまず踏み込めない速度領域のため、アークの専用機である。
補足
600年前―――第一次ヴァル・ファスク大戦末期における、《疾風》アーク・レモネードの搭乗機体。
フレームは前後に細長く、カラーリングは上部が蒼、下部が白銀。
旧EDEN軍の制式戦闘機GW−013タイプを当時の『白き月』の技術で強化しており、Exはカスタマイズ機の証。
内部駆動は従来のコズミック・ストリング・エンジンを出力重視に調整。出力不足を補うために常時ブーストさせているので、短時間しか戦えないスプリンター型。
フレームの違いやクロノ・ストリング・エンジン非搭載であることから、紋章機とは完全に別系統の機体。
しかし、H.A.L.O.システムの試験的採用や、『白き月』で開発された幾つかの武装を搭載しており、その概念は多分に紋章機へと引き継がれている。
アークのコールドスリープ以後、『白き月』中枢区画に封印されていたが、定期的に自動メンテナンスされていたらしく600年の時を経ても破損や老朽化はない。
『ヴァル・ファスク』との戦闘を機に目覚め、再び戦場に出る。
作者より
ぶっちゃけて言えば、紋章機より総合的な性能は遥かに低いです。
特に耐久性が無いので、見ていて実に心臓に悪い。変形など汎用性の出る機構も組み込んでいないので指揮官も実に扱い辛いでしょう。タクトも大変だ(笑)。
ですが、下手に器用貧乏や完璧超人な機体よりも、一点に特化した力と想いだからこそできる戦いもあると思い、こんな不器用で一途な機体に。