Galaxy Angel ~Legend
of wing~
第一話:伝説の天使たち
ヴェレルとの戦いから一年後の話・・・
ルーンエンジェル隊とムーンエンジェル隊の活躍によって、NEUEとEDENが救われた事は今では誰でも知っている事である。
士官学校の生徒たちにとって二つのエンジェル隊は今や憧れの的とも言えるであろう・・・
この事件後に、新たなクーデターが発生しないようにするため、ムーンエンジェル隊が再結成される事になった。
しかし、彼女たちの目的はクーデターの発生を防ぐだけではなく、新たに発見された第四の宇宙RINEの調査も兼ねていた。
あの後に更なるゲートの開閉が行われてその時に見つかったのが第四の宇宙RINEである。
この宇宙は文明も発達していてNEUEやEDENに勝るとも及ばないほどであった。
今、エルシオールにいるエンジェル隊はミルフィーユ・桜葉、烏丸ちとせ、そしてアプリコット・桜葉だけである。
ミルフィーユがゲートキーパーをしていないでエルシオールにいるのは後で説明しよう・・・・
何故ルーンエンジェル隊のアプリコットがエルシオールにいるかと言うと、他のムーンエンジェル隊の隊員は紋章機の修復でEDENに行ったので緊急で呼び出されたのだ。
「お姉ちゃん、まだエストバールには着かないのかな?」
リコは眠そうに目をこすりながら姉であるミルフィーユに話しかけた。
エストバールと言うのはRINEの中での中心的な星の事で、この宇宙の王であるレギン・エストバールが住んでいる場所である。
数日前からエルシオールは調査も兼ねて外交のためにこの星に向かっていたのである。
RINEでは今まで危険な目には合わなかったが、謎のロストテクノロジーが先日発見された。
そして、このロストテクノロジーこそ今ミルフィーユがゲートキーパーをやめた理由と関係があるのである。
そのロストテクノロジーにはゲートキーパーと精神をリンクさせる能力があり、これをマスターコアに設置してミルフィーユの精神とリンクさせることによってゲートの開閉をどこにいてもすることが出来るのである。
「う~ん、まだ着かないみたい、リコ一緒にケーキ焼かない?」
ミルフィーユは軍服姿でケーキ作りの本を読んでいた。
ゲートキーパーをしている間にはお菓子が作れなかったのでミルフィーユはほとんど毎日エルシオールに着てから料理をしていた。
リコもお姉ちゃんの料理が食べられて毎日嬉しそうにしている・・・
「うん、じゃぁ着替えてくるね、お姉ちゃん」
そう言うとリコは臨時で設置されている仮のエンジェルルームに向かっていった・・・
「楽しそうですねミルフィー先輩」
その声を発したのは黒いサラサラな髪の毛の持ち主、烏丸ちとせである。
「はい、リコが来てくれてうれしいです♪」
「しかし、私は新たに配属されたルーエンジェル隊のナツメ・イザヨシが心配です」
ナツメ・イザヨシとは新たに配属されたルーンエンジェル隊の隊員で紋章機の使い手である。
新たに発見された紋章機、パピヨンチェイサーに一番適応したのがこのナツメだったのだ。
今はルクシオールに乗って他の隊員と同じくEDENで紋章機の検査を行っている。
「大丈夫ですよ・・・・・」
続きを言おうとした時であった!!
エルシオールの全身が揺れミルフィーユとちとせは床に尻餅をついた!!
そして、次に胸のクロノクリスタルが光って二人同時にタクトの声が聞こえた。
「リコ、ミルフィー、ちとせ、今すぐブリッジに来てくれ敵艦隊と思われる物が攻撃をしてきた。」
~エルシオールのブリッジ~
ブリッジには巨大なスクリーンとたくさんの人がコンピュータの操作をしていた。
その中にはタクトとレスター、そして長年エルシオールのオペレーターをしているココとアルモもいた。
「烏丸ちとせ、ミルフィーユ・桜葉、アプリコット・桜葉、ただいま到着しました」
ちとせが代表としてドアを開けて入ると言った。
するとスクリーンに向かっていたタクトとレスターも後ろを振り向いた・・・
「おっ、来てくれたか・・・レスター今の解析結果を説明してくれ」
「今攻撃してきたのは無人艦で数は六機でエオニア軍が使っていたのと類似の物だ。
エンジェル隊には紋章機に乗ってこれを全滅してもらう」
言い終わるとレスターは無線で格納庫に繋ぐとクレータに紋章機の発進準備を要求する。
そして、ココが後ろを振り向くとしゃべりだす・・・
「敵艦射程圏内に入ります」
「よし!エンジェル隊出動だ!!」
「はい!!」
続く
☆ あと書き☆
初めまして皆さん、ミモレットver2と言います。
このサイトに投稿するまでGAの小説は殆ど書いたことが無いので分かりにくい部分も多いと思われます。
他のサイト様でMH2やポケモン、オリジナルに小説は投稿しているのですがGAは初めてです。
至らないところも多いと思われますが、よろしくお願いします。